クリムゾンタイド Crimson Tide 1995

 

世界で最もパワーのある人間は、合衆国大統領、ロシア大統領、
そして戦略弾道核ミサイルを搭載した原子力潜水艦の艦長である

THE THREE MOST POWERFUL MEN IN THE WORLD:
THE PRESIDENT OF THE UNITED STATES…
THE PRESIDENT OF THE RUSSIAN REPUBLIC…
AND…
THE CAPTAIN OF A U.S. NUCLEAR MISSILE SUBMARINE

 

 

  

 

 

 

 

 

クリムゾンタイドは1955のアメリカ映画。

トップガンやアンストッパブルでおなじみの2012にお亡くなりになられたトニー・スコット監督作品です。

プロデューサーはブラッカイマー、主演デンゼル・ワシントン、ジーン・ハックマン。

ポスターがこわいぞ

改めて横長ポスターを見てみますと、デンゼル・ワシントンの左目と、ジーン・ハックマンの右目が合わさって、中央の潜水艦が額、魚雷が鼻になり、真ん中に二人を見つめている全世界を代表するシビリアンの顔がもう一人分浮かんでいるように見えます。

 

デンゼル・ワシントン VS ジーン・ハックマン

Crimson Tide 1995

Crimson Tide 1995

ロシア領土内で独立を勝ち得ようとする分離派が核ミサイル基地を占拠。要求を飲まなければ合衆国と日本に核爆弾を降らせるという切迫した事態の中、米原潜アラバマが密かに攻撃準備に入ることに。

 

この路25年でたたき上げの艦長ジーン・ハックマンとハーバード大卒業(俳優本人も同様)の海軍中佐であるデンゼル・ワシントン演じる副長が鬩ぎ会う中、本部からの通信が途絶。いったんは出された攻撃命令の確認を巡って二人は艦内で大騒ぎを起こします。

 

 

艦長スピーチ

 

インデペンデンスデーの大統領演説と肩を並べる素晴らしいスピーチ。

アヒルどもよ、ロシアでトラブルだ。それで呼ばれた。

その気になれば一国を壊滅できる火力を持つ史上最高の殺人マシーンに乗って出航する。

目的はただ一つ。祖国の防衛だ。

我々は戦いの最前線に挑み、同時に最後の砦となる。
最高司令官は大統領だが、これは私の艦だ。各自心して任務に励んでもらいたい。

 

 

 

以下艦長と兵曹長のやりとり

艦の名前を知ってるな….知っております
栄光に輝く名前か…栄光に輝く名前です
乗組員は優秀か?….極めて優秀であります
誇り高いアメリカ人か….その通りであります
この国は世界に冠たる国か?….世界最高の国であります
この艦の名前は?….アラバマであります
気合をかけろ……ゴー・バマ

 

フェイルセーフ

良く見てみると核兵器の発射確認に対する フェイルセーフ (誤射防止対策) の最終段階が精密に描かれていて興味深いです。その昔から大統領の発令無しで引き金を引くことの危険性を指摘する作品は多いのですが、久々に取り上げられた感じがあります。

核兵器はいったん発射すると敵国を撃滅するだけではなく、反撃用のミサイルがほぼ自動的に応射される関係で、攻撃を仕掛けた国も滅びます。さらに残留放射能と巻き上げられた土砂が遮る日照量の低下で地上の生物はほとんど死滅してしまいます。見方を変えるとこれは人類の、あるいは地球生態系と文明のための一番値の張る自殺装置とさえ言えるものです。その点で一太刀抜けば核のホロコーストか起きてしまうので、国家元首や最前線の指揮官には堅忍不抜の超人的な忍耐力か必要となります。

 

史上最高の映画のエンディング

 

 

おまけ Mad TV Crimson Tide 2

マッドTVによるクリムゾンタイドのギャグ

 

 

2 replies on “クリムゾンタイド Crimson Tide 1995”

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