怪獣ゴルゴ GORGO
怪獣ゴルゴは、1959年のイギリス映画。
怪獣映画の中では、マニア・本業の製作者をとわず、ほとんどバイブルのようなカルト映画です。
2001年宇宙の旅に出てくるウイリアム・シルベスターが主演してます。
彼の相棒ジョーを演じるのはビル・トラバース。よく似ていますが、スティーブン・セガールではありません。
確認できませんが、謎の円盤UFOのアレック・フリーマン大佐に似た人も端役ででています。
さらわれた子供の怪獣を連れ戻すため、母親がイギリスに上陸し、ビッグ・ベンをやピカデリーを破壊しまくります。
話の内容・姿形、インスパイアーもとは、英国版ゴジラという風情ですが、軍隊の攻撃でもまったくやられることのない無敵の怪獣です。
子供と合流した母親はその場を後にして海に帰ります。そのエンディングは後のガッパに引き継がれていきます。
監督のユージン・ルーリー
ユージン・ルーリーは1953に原子怪獣現わるのプロダクションデザイナーもやっています。
そのラストを自分の家の娘にみせたところ、子供の目からだと少々がっかりしたらしく、59年のゴルゴでは怪獣を殺さずに終わらせることにしたそうです。
この非殺傷エンディングは、あとで日本映画の大怪獣ガッパのモトネタとなりました。
もともとゴジラに出てくる志村喬が演じる山根恭平博士が言っているように、「なにも殺さなくても追い払うだけで良いのではないか」という意見が前面にでた形となります。
そのあと、1959のベヒーモスを監督し、1961のゴルゴで怪獣映画の金字塔を打ち立てました。
wikiより原子怪獣現わる
ナラ島のショーン少年 ゴルゴと孤児の関係
あまり触れられることはありませんが、本作には初期の段階から孤児のショーンが登場します。
主人公のウイリアム・シルベスターたちに対して、「あれはオグラ、海の怪物」という解説を行い、船にのせて連れて行かれる子供ゴルゴと行程をともにします。
サーカスの見世物として世間にさらされているゴルゴをかわいそうに思い、母親がロンドンを襲うと、自分も被害に遭いながらも目を輝かせて喜んでいます。
ショーンの存在は、自分自身の天涯孤独な状況と、はぐれて見世物にされている子供ゴルゴの運命を際立たせ、ついに無敵の母親が現れるという自分自身の理想と重なっているのではないでしょうか。
そんな怪獣だからこそ、殺されずに親子ともども無事に帰ってくれたことを、観客も喜ぶという流れになっています。
よく消されるので、Gorgoで検索すると出てくるときがあります。wikiより 怪獣ゴルゴ
画像検索をすると、300のレナ・ヘディーが出てきますが、中にはコスチューム販売のページもヒットします。
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May be Queen Gorgo Costume?
http://fancydresscostumes.co.uk/queen-gorgo-costume.html
Thanks.