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    悪魔の毒々モンスター














  • 悪魔の毒々モンスター The Toxic Avenger

    トロマ・エンターテインメントの最強お馬鹿映画。
    場合によってはカルト級とも言えるこの作品を最初に見たのは週末の夜中。朝日放送系で流れた字幕版の本作は長い間手元に無かったので大感激。up主さまありがとう。

    ヒロインのサラがパート2以降と異なる印象だったことも20年ぶりに解決しました。しかも役名もパート1ではサラ、パート2と3ではクレアと異なっており、盲目となった経緯も違います。つまりトロマ社は続き物というよりも別個のパラレルストーリーを作っているという見方をしているようです。

    正義のヒーロー悪毒

    悪魔の毒々モンスター The Toxic Avenger

    悪魔の毒々モンスター略して悪毒
    いかにもポートレート撮影されたという悪毒の画像。まるでサスカッチかグレイの目撃写真のようですね。
    悪魔の毒々モンスター

    YouTube本編 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09

    nico2本編 01 | 02 | 03 | 04

    悪毒の誕生

    アップテンポなストーリー展開で走馬灯のように話が進んでいく中、世俗の倫理を一切無視した狂気の世界に唯一まともな存在として悪魔の毒々モンスターが出現します。

    そもそもいじめられっ子だったその生い立ちから悪に対して自動的に反応する才能を身につけた彼は街中のチンピラどもを夜陰に乗じて成敗していきます。

    放射性廃棄物で醜く擬態したその姿を嫌った母親の心中を察して、ひとりゴミ置き場に自宅を構えたそのときから、彼の自立、本当の人生が始まり、まもなくサラという盲目の、しかも絶世の美女とめぐり合うことに。

    サラとの出会い

    第一作のサラは清楚な感じがして美しく、日々悪党退治に明け暮れる悪毒の心を癒してくれます。彼女の明るい話し方を見ていると、年齢的には成人した女性ですが、トリフィドの日に出てくる女の子のような天真爛漫さがうかがえます。これぞヒロインという定番のセリフ演出方法といえましょう。

    悪毒とともに新居を構え、二人で楽しく生活するところは60年代の核家族を思わせ、他の映画の追従を許さないほど視聴者を共感させてくれます。

    シリーズ構成

    その後パート2 悪魔の毒々モンスター東京へ行くとパート3毒々最後の誘惑が作られ、どちらもカルティックなお馬鹿映画としてコアなファンが多数居ますが、その2と3を無かったものとして作られたのがパート4となります。

    なお、悪毒が登場する際に必ずかかる彼のテーマ曲は、展覧会の絵で有名な、モデスト・ムソルグスキー作曲の禿山の一夜で、ムソルグスキーさんもまさかこんな使われ方をするとは予想していなかったでしょうね。
    曲を確認したい方はこれまたニコニコにディズニーのファンタジアが載っています。

    悪魔の毒々モンスター 東京へ行く The Toxic Avenger Part II

    • 本編 01

      関根ツトムと、ホタテのおっさん安岡力也が出てきます。

      悪毒がだまされて、東京に住んでいるという父親に会うため、故郷を後にします。ウインドサーフィンで太平洋を渡ってきた彼は、東京都内の下町を巡り歩いて自分の父親を探して回ります。

      鼻をたい焼きにされるのは関根さんだとばかり思っていましたが、別の人でした。なぜか、佃煮評論家として永井豪先生も出てきます。

    このパート2からヒロインのサラがクレアに変わり、女優さんも代わっています。個人的にはパート1の女優さんに続けてもらいたかったのですが、さすがに出演してくれなかった模様です。

    悪魔の毒々モンスター Part4 新世紀絶唱バトル Citizen Toxie: The Toxic Avenger IV

    本編 | 01 | 02 | 03 | 04

    悪毒の素行を見てみますと、
    ・どんなに強そうな悪党にも怯まない。
    ・たとえ救出する相手がバカであっても窮地から必ず救い出す。
    ・攻撃は容赦なし。悪いやつは殺してしまう。万が一生き残ったにせよ毎晩悪夢にうなされるような恐ろしい戦い方をする。
    ・敵を成敗している最中にブォッホッホと笑いながらやっつけるのが得意。

    という特徴があり、パート4ではさらに磨きがかかっていますが、これこそ正義のヒーローです。

    一作目と同じくメキシコ料理のタコスが出てきます。このトロマヴィルではメキシコ系の食文化が発達しているのでしょうか?

    今回の市長役はロン・ジェレミーという米国のポルノ男優で、海外無修正ものに良く出てきます。しかしながらたまには普通の映画にも顔を出していて、本作品のほかにチャーリー・シーンのザ・チェイスなどにも出演しています。

    原題は市民悪毒。オーソン・ウェルズの市民ケーンからいただいたと思しき題名で、いわゆるバラの蕾に相当する場面の付け焼刃なオマージュも入っています。