ファイナルカウントダウン The Final Countdown 1980

ファイナルカウントダウンは、合衆国海軍のCV68ニミッツに搭載されたスカルスコードロン(飛行小隊)のために作られた戦意高揚映画。

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メインタイトルは岩崎宏美の聖母たちのララバイとしてパクられるが後に和解(Wikiより)。

F-14トムキャットとスカル小隊のガイコツマーク通称ジョリーロジャーはマクロスにパクられる。そうするとすべてのアイデアはオリジナルのように見えるものの、空母がタイムスリップするという話は日本のSF作家もずいぶん前から多数記述しているので驚嘆には値しない。

むしろ数万人をのせた事実上の攻撃要塞における普段の仕事が手に取るようによく分かる描写はすばらしい。E2Cという頭にホットケーキを載せたようなレシプロ哨戒機が甲板から発信していく様子は初めて目にしたのでぶったまげた。今にも墜落するような勢いで思い切り発信していくので、それを操縦しているパイロットはビクビクものではないか。

ちなみに、F-14の垂直尾翼は斜めについているものと思っていましたが、出だしで飛行隊長が地上の航空基地から乗ってくる機体は垂直についています。つねに艦上艦載される機体は格納庫の高さ制限のために斜めについていて、翼面積はそのままに高さを抑えているそうです。

途中で捕まる日本人のゼロ戦ファイターが変なイントネーションの日本語を喚いて結局自滅するのだが、この俳優さんは後のダイハード1に出てくるナカトミ社長です。コマーシャル抜きでじっくり見てみると相当にしっかりした作りの良い映画です。きっとカーク・ダグラスが演じると本物の艦長に見えるからでしょう。ただし空母という艦船には必ず提督が乗っているものなのですが、話の円滑さを保つためにこれは割愛されています。

 

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