エアポート’99 AirSpeed
エアポート’99 AirSpeedは、1999年の航空パニック映画。
24でキーファー・ササーランドの娘キムを演じたエリシャ・カスバートが13歳のワガママ娘ニコールとして主演しています。
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本作の彼女は、やたらと子供っぽく見えるので、調べてみたら本人が子供のときの出演作品です。
彼女はこれらの仕事の後で、24のキム役に抜擢されました。
今回は、
- ワガママ娘であること
- 24のように全米を対象としたテロではないこと
- オヤジとの関係が、ジャック・バウアーのときように、複雑ではないこと
などの理由で、余計な抑圧を考えなくてもよく、いつも不安そうな顔をしていた24のキムと比べると、奔放な演技をすることができ、結局物語の中で大活躍する様子を見て取れます。
クライマックスでは、今まで大事に育てられた桐の箱入り娘さんが
墜落回避に機内を動き回り、次に何をすべきか考えまくり、危篤状態の友達を決して見捨てず、地上との通信がダウンしたら自分で判断して勇気を出して行動するという、本来なら年季のいった男性がやるような活躍を見せています。
ひいてはそれがリアリティーの底上げに貢献しており、エリシャさんとしては、やりたい放題の仕事ができたのではないでしょうか。
見所はゴードン・マステン
このおっさんは、A級映画にでてくる端役でも有名です。
ソーラーストライクではホットドックを食いながら隕石にやられ、デイアフター・トゥマローでは津波にやられた、いつも憎めないオヤジです。ヴァンダムの出てくるクエストではバーテンダーとして出てましたが、最近はソースコードにも出ていました。
一目見ただけで強烈な印象を残すので、おっさんは、セリフが10行以下の即死俳優として、かなりカルトなオヤジです。
今回はエリシャ・カスバートのなじみの身辺警護として出てきます。
あやうしフランク
そして今回は、劇中でも語られているように、チャールトン・ヘストン主演のエアポート75と同じ事態が発生し、これに対処するのが、13歳のワガママ娘。
他機の支援により、機内で気絶した人たちの大半を移送しますが、フランク役を演じる問題のゴードン・マステンは正気づかず、彼と仲の良いニコールは、彼を置いたまま、そこを去るわけにいきません。
このように、展開上、大変重要な気を失ったおっさんとしてゴードンマステンは大活躍しています。
多分前の晩に飲みすぎたのでしょうか。
最後は管制塔の熱血管制官の指示に従って、フランクを失いたくない一心のニコールが、手動で着陸させてしまいます。やっぱり、自分の家の飛行機なので、エリシャさんもがんばった模様です。
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