アウトランダー Outlander 2008

アウトランダーは、異星人 vs バイキングのSFモンスターパニック。

  

 

 

 

 

Jim Caviezel in Outlander

Jim Caviezel in Outlander

主人公はジェイムズ・カヴィーゼル

 

以前にシン・レッドラインやオーロラの彼方へに出演しているので顔を覚えてらっしゃる向きも多いと思われる俳優さんです。もともとはカール・アーバンが主演する予定だったらしいですが、スタートレックの仕事が忙しかったので、予算的に連れて行かれた模様。

 

 

 

Sophia Myles in Outlander

Sophia Myles in Outlander

ヒロインのソフィア・マイルズはアンダーワールドでケイト・ベッキンセールと仲たがいする吸血鬼役で出てましたが、サンダーバートのペネロープ役の方が好感が持てます。

 

登場して10秒足らずで「さほど美人ではないものの、この俳優が出ているならば最後まで芝居を見て見たい」と思わせる演技は一目に値します。

 

 

 

またバイキングの大王・・・まさにばいキング人類初のエイリアンに食われた犠牲者ジョン・ハートで、最近ではヘル・ボーイの育ての親として有名ですが、敵対勢力にそのヘル・ボーイ = ロン・パールマンが出てくるので、モンスター退治の後半は地獄パワーで勝負か? と思ったものの、あっけなくやられてしまいます。パールマン氏は何に出ても人類創世の原始人の印象が残り、その体形と野太い声で一撃で「ああ、奴が来た、面白そうだ」と思わせる力を持っています。

Outlander 2008

Outlander 2008

日本語版で見てみると、お話の構成が、故マイケル・クライトン先生の13ウォーリアーズに若干似ている気がします。

 

北欧の鉄器時代、対立する勢力間の抗争、行きづりに登場する第三者、決戦は洞窟の中への地底旅行。闇の中ないし霧の中で発光する正体不明のクマと思しき化け物・・・これはクライトンが世界の黒澤からいただいたエピゴーネンですね。

 

 

 

Outlander 2008

Outlander 2008

主人公ケイナンの種族が行っていたのは領土を拡大しようとする帝国主義で、行いそのものは決してほめられた物ではないところに単純に割り切れないバランスが浮き彫りにされていきます。それにしても、初見の時にはちょっと凝っているB級映画程度に感じていましたが、今一度じっくり見てみると部族の王という存在は、大変な責任を負っているということが主題ではないかと思います。

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