人類創世は、1981のフランス、カナダ合作映画。
英語原題はQuest for Fire・・・火を求めての旅路。
フランス語原題はLa Guerre du feu・・・火の戦争。

原始人が出てくるので、セリフがないのがいいところ。
映画史に残る良作カルトですので、初見のかたは、前提知識なしでご覧ください。

 

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キャスト

ロン・パールマン Ron Perlman as Amoukar

スタローンはコスチューム・プレイヤーと言われますが、ロン・パールマンこそコスプレ俳優です。

 

 

 

 

 

 

エバレット・マクギル Everett McGill as Naoh

エバレットさんは、前門の敵陣営、後門はマンモスという状態で、ちぎった草を片手に、マンモスと交渉します。

どうやら人類初のネゴシエーターなので、マンモスもここは見逃してくれて、ついでに敵の連中を蹴散らしてくれます。

後でローランド・エメリッヒ監督が、紀元前1万年で同様のネゴをトラとやってました。

地球で発火方法を見つけたエバレットさんは、その3年後の1984にスティルガーと名を変えて、砂の惑星アラキスで、分離独立運動のリーダーになりました。ひらてく言うと猿の惑星から砂の惑星に河岸変えたということですね。

 

同行するのは原始人ではなくてアトレイデス家の跡取ポウル。

手名づけるのはマンモスではなくて、全長数百メートルのサンドワームです。

 

レイ・ドーン・チョン Rae Dawn Chong as Ika

 

 

レイ・ドーン・チョンといえばコマンドーのスッチー、シンディ役が有名です。

このカルト映画に出演した記憶とともに、レイさんが出演すれば見ても良いというファンが世界中に増えてしまいました。

2012のTV映画はペガサスvsキメラ。

IMDbの評価は厳しすぎ。

 

 

 

デズモンド·モリス

ボディーランゲージとジェスチャーは、イギリスの動物学者、デズモンド·モリスが担当しています。

デズモンド・モリス IMDb

 

プロット

まだ任意に火を起こす事ができない時代、ロン・パールマンの部族は敵襲で火種を失ってしまいます。
そこで、パールマンとニコラス・カディ、エバレット・マクギルの若手三人組が、火種捜索の特捜部隊に抜擢され、火を求めて三千里のたびにでます。

 

 

 

途中で出会うのが、他部族のレイ・ドーン・チョン。

襲われていたのを助けたので、彼女はしばらく三人とともに居ますが、秋になって雁が渡りをするのを目にし、自分の部族へ帰ってしまいます。

 

彼女を忘れられない友達のエバレットに付き合って、特捜部隊は異部族の村へ。

 

そこでとっつかまりますが、暴力だけならだれにも負けないヘルボーイが居るので、とっとと脱出します。

同時に、自分の部族では疎外感を感じているレイさんも一緒に旅立つことになります。

 

せっかく火種を持ち帰ったのに、芝居の出だしで失敗したアホが、また火を消してしまいます。

みているとこのアホが全ての原因ですが、失敗の上に成功が出てくるというのが人類発展のおもしろいところ。

 

 

 

けれど、火種は重要ではなく、仲良くなって連れてきたレイ・ドーン・チョンが発火方法を知っていたのでその部族は繁栄することが出来ました。

見ているこちらも火という形象を手に入れることが大切かと思いがちですが、発火方法という技術を持つ人を同行させ、そこから学習するという、より発達した段階が扱われています。

レイさんの役名はIka = イカ。

ああ、ほんとにイカった。