最終絶叫計画4 Scary Movie 4 2006
最終絶叫計画4は、2006のカルト・コメディー。
2000年に作られた最終絶叫計画の4作目でアンナ・ファリスの出世作です。
シリーズの1と2は主人公として登場する黒人兄弟が制作したオリジナル作品。画面には出てこないですが、長兄がプロデュースしています。
かなりお下品な下ネタ連発ですが、一種のカルト映画としてアンナ・ファリスを有名にした作品。
あまりにも面白いのでシリーズの3からプロデュースがパロディ王ザッカリーに移った関係で下品さは抑えられています。
反面、おなじみレスリー・ニールセンやチャーリー・シーンなど大御所を登場させる資金力を見せます。
最終絶叫計画 アンナ・ファリス主演 報復絶倒のパロディ映画
アンナ・ファリスは本来は金髪のカナダ人女優さん。
このシリーズで清純無垢な天然ボケがうけた関係で、ユマ・サーマンを招いたGガール 破壊的な彼女など他の映画にも出演するようになりました。
二作目の内容はヘルハウスのパロディで、冒頭のアバンタイトルにジェームズ・ウッヅ演じるエクソシストのカラス神父が登場し、悪魔祓いの儀式を行うという二度とは見れないおまけ着き。
ランタイム
フランス語版では、日本語版とランタイムが異なり、レスリー・ニールセンの大統領がマイケル・ムーアの華氏911ネタで立ち往生する39’から数分間、学校の子供たちが大騒ぎするところや、クリス・エリオットがシンディーの脚に盛りのついた犬のようにまとわりつく50’25″あたり、56’47から子供たちをたぶらかしているマイケル・ジャクソンが天罰に遭っているあたりが増えています。これはシリーズのパート2でも同じで、日本国内に出回っているバージョンはそうとうカットされているので、知らぬ間にテンポが良いなとおもう反面、けっこう損した気分ですね。
コンチータ·キャンベル
今回の主人公トムの家の長女を演じるのがコンチータ·キャンベル。
元の宇宙戦争ではダコタ・ファニングが演じていた役ですが、コンチータはどこまでもぞんざいに扱われて大変な目にあっています。
彼女は1995生まれで、2006に本作に出た後、2007のスーパーナチュラル、シーズン2エピソード11で旧家にとりついた先祖の幽霊を演じています。チビのくせして、ちょっと冷たそうな目が印象的で、スパナチュの話もすばらしい出来栄えでした。
その後学業に専念していたのかお休み期間がありましたが、2013あたりから、また銀幕に登場しています。
コンチータ·キャンベルがスパナチュで幽霊を演じた館の地図
明るいところで見ると、怖くないですね。
マハリクのばあちゃん
マハリクのばあちゃんを演じるのはモニカ・ディロン。宇宙人の攻撃に疲れ果てて歩いているところをマハリクに見つけられ、ゾンビになったと勘違いされて、マンホールに落とされてしまいます。モニカ・ディロンはパート3でブレンダのばあちゃんとしても登場していますが、このときも葬式に乱入したマハリクにぶん殴られています。
ミセス・ノリス
芝居の前半で、シンディーが住み込み介護に向かった家に住んでいるミセス・ノリス。
演じるのはクロリス・リーチマン。1947からこの業界の人で大ベテランです。
2008の崖の上のポニョの吹き替えとか、2007のレイクプラシッド2のワニおばさんとして楽しむことが出来ます。
1926生まれだそうですが、2013も映画のリリース予定が入っていてまだまだ仕事を見せてもらいたいですね。
最狂絶叫計画 scary movie 3 2003
チャーリー・シーンが出てきて、メル・ギブソンがサインでやっていた信仰を失った元牧師を演じています。
原作でホアキン・フェニックスが好演していたオンちゃんの役が、ちょっと細めのそっくり俳優で、これがけっこう大笑い。
そこの家の子供は二人のはずでしたが、なぜか女の子だけが登場して、残りは見てのお楽しみ。
ザッカリーが後を継いだ企画なので、ネタの料理がしっかりしてます。
絶叫計画は1から4までDVDで持っていますが、4・3・2・1の順に高頻度で見ています。
みなさんは、どれが一番面白いでしょうか。
PART2については、日本国内で発売されているバージョンは諸般の事情で大幅にカットされています。
また、PART4も同様で、ビレッジにまんまと潜入したシンディーとブレンダは、クリス・エリオットが演じるエゼキエルに悩まされています。
最終絶叫計画 scary movie 2000