
アルゴノーツ 伝説の冒険者たち Jason and the Argonauts 2000
アルゴノーツは2000のTV映画。
1963に制作されたアルゴ探検隊の大冒険をリメイクしたものです。
前作はレイ・ハリーハウゼンの目玉作品ですが、今回も出演人の芝居は豪華です。
ホールマーク・エンターテイメントが満身の力をこめて作った作品で、見ごたえたっぷりです。
ジェイソン・ロンドンは正統派の二枚目。カイル・マクラクラン系統の顔立ち。名前からしてイギリス俳優だとばかり思い込んでいました。最近、エリア51で見かけました。
今回のリメイクで一番見ごたえがあったのがブライアン・トンプソン。彼こそ、まさにハーキュリーズ = ヘラクレスです。その昔はスタローンの最強の敵でしたが、最近は誠実な役が多く、とくにエポックというTV映画 = オデッセイ2001 のタワー大尉役はすばらしいです。カバーイラストに釣られて手に入れたのですが、問題の物体は、岡本太郎の作品にクリソツで、話の内容もぶっ飛んでいて最高のBクラスでした。
映画Epochから、ブータンの奥地に謎の物体トーラスが現れたところ。
物体の所有権を巡ってブータン国王に調査を依頼された米軍と、中国軍が一発触発の危機。
しかしよく見ると、ここはブータンではなくて、例のカークの岩ですね。
アドリアン・レスターが演じるのはオルフェウス。
デイ・アフター・トゥマローでイギリスの観測所につめていましたが、すばらしい俳優なのに、あんまりメジャー映画で見かけません。
ジェームズ・カリスはメディアの兄貴役で登場します。このアニキも、いつも二枚目ですね。
4年後にギャラクティカのガイアス・バルター博士で会いましょう。
そしてクライマックスはコルキスから連れ帰ったメディアを脅かすペリアス。
クールな巫女は、エンタープライズに乗艦する前のトゥポル中佐でバルカン人。
卑怯者ながら最後は殺され役が板についたベテランは、何はなくともデニス・ホッパー。
このオヤジさんは、子供が見ていても安心できる極悪人をやらせたら右に出るものがなく、最高の俳優さんでしたが、惜しいことに2010に亡くなっています。ずいぶん楽しませてもらいました。ありがとうございます。
ジョリーン・ブラロックは最新版スタートレックにレギュラー出演してますが、前作のメディア、ナンシー・コバックも、カーク船長のTOSにゲスト出演しています。
おまけ 1963版のメインタイトル
おまけ 1963版のタロス
これが話題の、トラウマのように恐ろしいシーンです。