トリフィドの日 The day of the Triffids 1962
大昔のイギリスSFホラー。何度見ても面白いので超お勧めの作品。
話の筋書きは28日後の原型らしいし、解説から始る出だしは宇宙戦争。
スピルバーグが宇宙戦争を出した後にリドリー・スコットが「SFは死んだ」と言ったらしいが、本国イギリスの映画をこうも露骨にパクられると米国人ってほんとに考える能力ゼロなのかと疑わざるを得ないという意味らしい。しかしこのトリフィドも形を変えた宇宙戦争のパクりを行っており、とりわけ後半で貴婦人の館が囚人たちに不法占拠されている場面はウエルズの原作を流用した感がある。
映画だけの設定であるトリフィドが海水に弱いという仕様はウルトラQに出ていた巨大デンデン虫の設定でパクられていた。
主人公が途中で拾う孤児の女の子が意外と機転の利く頼りになる相棒なのに対して成人女性はおもに甲高い声で悲鳴を上げる役柄が多い。
トリフィドを誘導するときに音楽、正確にはエンジンなどの音を使うのは、マーズアタックにも使われていたしマクロスではミンメイアタックなどと称しているが、元はといえば敵前で音楽会を催してドサクサに紛れて自由への切符を手にするサウンドオブミュージックが元ではないのか?
1961の地球最終戦争 Battle Of The Worldsでも同様の描写があります。
孤島の灯台に暮らす科学者夫婦を演じている役者さん二人は、1965のCrack in the Worldにも出てきます。
主演幼女スーザン役のヤニナ・フェイさんの公式ページ | 画像集
見た目はトリフィドというよりトリカブトの親玉みたいな奴が我が物顔に歩き回っています。
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