グランド・クロス シード・オブ・ディストラクション The Terror Beneath 2011
グランド・クロス シード・オブ・ディストラクションは、2011年のTV映画。
原題はThe Terror Beneathですが、Seeds of Destructionとして出回っています。
死海文書に記述されたエデンの園から採取された古代のドデカイ種が壷に入っていて、それが現代に発見されました。
この種は、一度土におろすと、水分を吸って見る間に成長していく優れもの。
いっけん崇高に見えるフレーム博士は、外界の環境と隔絶された特殊な庭園で、この夢のような治癒能力をもつ植物を研究中です。
フレーム博士を演じているはジェームズ・モリソン。24ではキーファー・サザーランドが唯一信頼できる上官でした。
しかし現金に目が眩んだ内部の者が、これを持ち出したからさあ大変。
種は土に落ちたとたんに急成長をはじめ、米国領土は大パニック。
ここで逃げ回っているのが、政府エージェント役の、おなじみデビッド・ルイス。忙しいときには、アバンタイトルだけですぐに殺される役に徹しています。
政府のエージェントであるエイドリアン・パスダーは古代植物学者のやたら美人の博士を連れて、事態の収拾にかかります。
やっぱ、この人、かっこういいですね。
そこでおなじみのデビッド・リッチモンドペックが出てきて、緊張感は最高潮ですが、
話の展開がちょっとだれ気味。しかし、中東方面のBGMはいい味出しています。
ついに、種が成長し、地下に大規模な根を張り始めると、F18が上がってきます。
やっぱり、怪獣もどきにF22を出すのも、もったいないですね。まあ、空爆するだけなら、ステルスでなくともいいのでしょう。
米空軍は、国内に敵が攻めてこないので、最近はモンスター退治専門部隊のようになりました。
監督のポール・ジラーは、TV用の妙な映画を量産している人ですが、ストーンヘンジ・アポカリプスとかロック・ネス、ソーラー・ストライク、ポーラー・ストームを見れば、けっう楽しい作品だということが分かります。
最初から最後まで活躍する過激環境保護団体の女性を演じるのは、ルイサ・ドリヴェイラ。
パーシー・ジャクソンとかメガ・サイクロンとかスーパーナチュラルに出演しています。
とくにメガ・サイクロンではスパナチュに出てくるディーンの家の爺さんを演じたミッチ・ピレッジと競演していて、けっこう面白かったです。