人類最終兵器 ドゥームズデイ・マシーン Doomsday Machine
人類最終兵器 ドゥームズデイ・マシーンは、1972の米国・香港制作。
妖星ゴラスなどのフッテージつなぎ合わせごったに映画。
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Wikiより 人類を破滅させる凶器 (1972フィルム)
ネコ一匹で人類滅亡 Extinction by a cat.
見所は、最初の部分。
ドゥームズデイ・マシン = ウエポンズ・マスター・ディストラクション = 大量破壊兵器の秘密を探るために、敵国の研究所にもぐりこむ、ブルース・リーのような服装の女スパイが・・・ここは良く見ていてください・・・両手に抱えたネコを塀の向こうに投げ入れて、警備員と犬の注意をそらすというくだり。
演じているスパイ役の女優さんは、まじめにやっているつもりでも、今見ると、ドリフのコントで大笑い。
また、1:03くらいのところで、で真空になった気閘 = AIRLOCKで無重力状態のカップルがもがいているところ。
映画がカラー化された直後なのか、いやまさか、めったやたらと総天然色・・・いや総極彩色の背景がきれいです。
ちなみに最終兵器という概念は、SFでは大昔からあり、この映画が作られる5年前の1967.10.20にスタートレックでもThe Doomsday Machineにて扱われています。こちらは正真正銘宇宙の掃除屋が出てきて、さすがのエンタープライズを持ってしても、停止させることがとても難しい品物で、最終兵器の3大用件、
- 破壊力が強い
- 破壊が難しい
- それに対して異常な復讐心を持つ被害者が追い回す
を満たしています。
最終兵器に対する3番目の発想は、白鯨に対するエイハブ船長の復讐心やグレゴリイ・ベンフォードのアレフの彼方など、人間が制御できない自然界に対する畏怖の念がベースになっているのではないでしょうか。