バトル・オブ・ロサンゼルス Battle of Los Angels
バトル・オブ・ロサンゼルス Battle of Los Angels
日本語吹き替え版
アサイラムの作品。これだけで、これがなんだか、よく分かります。世界侵略: ロサンゼルス決戦の公開にあわせて、2011.3.12にオンラインだそうです。
けれども、同じお題目で映画を作った場合、
- SONYピクチャーズは金をかけるがつまらない。
- アサイラムは低予算ながら、なんか面白い。だから何度も見たくなる。
という特徴があり、こちらのバッタもののほうが見る価値ありかも知れません。アルバトロスが輸入するだけの重みを感じます。
最初に出てくるF-18のパイロットがCGのようで、CGでない。しかしアサイラムにしては、いつになく力の入った絵作りでびっくりしますが、登場してくる人物は、
- お約束の海兵隊
- ターミネーター4からのパクりで、墜ちてきたパイロット。でもその活躍は本家を凌駕している。
- 1942年にアブダクションされたロサンゼルスの戦いのパイロット
- 突如現れる忍者、しかもくの一
東洋系のオネエは、パイロットのくせして、CQB = 近接戦闘にもたけた戦闘員に見えますが、単に逃げ足が速いだけです。
その昔は面白黒人が流行りましたが、最近は、口うるさい実力派東洋系姉さん・・・ちょっと長い・・・が出るとけっこう間が持ちます。
各種の映画ごたまぜテンコ盛り
地球滅亡の危機に際して、話がなんともちゃちになってきて、これぞB級映画の王道。各種の映画をごたまぜテンコ盛りしています。
- 都市を覆うufoは第九地区。
- ありえないキャラがぞくぞく現れる部分は、エリミネーター。
- 発進拒否をしそうになるパイロットはトップガン。しかもただのへたれ。
- 中盤から登場するくの一は、日本刀でUFOを撃墜します。
- くの一が眼帯を着けるので、まるでドゥームズ・デイ。
なおかつ脱出のときにはしっかりランドマスターを使っている。 - 捕まった宇宙人の情報を持ち帰るため、MJ-12の基地から脱出するときの小型円盤は地上14階まで床を垂直に突き破る。
これはエイリアンの体液がこぼれて、その中の有機酸でデッキが溶けて大騒ぎする様子のパクリ。 - 同様に、頻繁に登場する球形の無人プローブはスターウォーズ4で、ルークが練習に使うボットにクリソツ。
- ufoを運転するのはインデペンデンスデイのウィル・スミスのような人。
- ラスボスはグリードのような化け物。
- たぶん唯一のオリジナルは、敵の歩兵マシンで、被占領地域の人類が驚くほどのスチームパンクメカ、ひらたく言うと、人を馬鹿にした洗濯機の化け物、しかも自走できないポンコツに、将校が殺されてしまいます。
主演のガンタイ = ニア・ピープルズ Nia Peeples
ニア・ピープルズさんは、昔からお色気ヒロインで、じつはザ・デプス = DEEPSTAR SIXにも出ています。
一番セクスィなイケイケ姉さんの役で・・・けっこうかわいいです。エリヤ・バスキンも出てるからok。