
リバーワールド Riverworld 2010
リバーワールドは、フィリップ・ホセ・ファーマーのSF小説を映像化した2010年の作品です。
2010年版の作品は、原作を大幅にリ・イマジニングしており、主人公は戦場カメラマン、味方になる腕っ節の強いキャラは日本のサムライ、初期の悪者は南米を占領したピサロなど、各種の入れ替えを行っています。
本編 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 |09 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15
リバーワールド RIVERWORLD
リバーワールドとは、ネアンデルタール人以降の地球上での死亡者を蘇えらせた煉獄ライクな実験場で、大半が河の流域に覆われる惑星のことです。諸般の事情で死亡した後に、そこに復活した人口総数は約360億人。そのなかの一人にサミュエル・クレメンスが出ており、彼はペンネームをマーク・トウェインとしたトム・ソーヤーの原作者です。
出演は、ギャラクティカでヒロを演じたターモ・ペニケット。この間はグレース・パーク演じるブーマーに助けられていましたが、今回は巴御前に世話になりっぱなしです。
同じくギャラクティカのゲイターこと、アレッサンドロ・ジュリアーニがチラっと出てきますが、早い時間にピサロに刺されてトンズラします。他の仕事が忙しかったのでしょうか?
巴御前 = Jeananne Goossen
巴御前は、実在の人物で、平安時代末期の信濃国の武将とされる女性です。源義仲に付き従い、身の回りの世話をしたという女性ですが、前線に出動しているだけあって、武道の腕前は天下一品。白い肌、長い髪、魅力的な容姿、しかも誰よりも強い戦士というドラマのヒロインのような存在だったそうです。Wikiでは日本語の解説より、英語での解説のほうが、より正確に記述されています。
Wikiより、巴御前英語解説 | 日本語解説
part7でその姿を現す巴御前。
ピサロの部隊が使っているナマクラ刀を叩き直して、日本刀に作り変え、鎧に身を包んだサムライは、まさに天下無双。
堪えて耐えて反撃に出るすさまじさは力道山もまっさおの迫力です。
演じるJeananne Goossenはカナダの女優さんで、お父さんが日本文学や映画の教授、本人は日本語、フランス語、北京語と広東語を話せるそうです。本当は医者になる予定でしたが、どうも俳優になってしまったそうです。彼女の活躍こそ、この番組の要といえましょう。
フランシスコ・ピサロ = ブルース・ラムゼイ
フランシスコ・ピサロを演じるのはブルース・ラムゼイ。
初めは、ビリー・ゼーンの息子かと思いましたが、悪役のくせに、なぜか 親近感が出て憎めません。それもそのはず、スーパーナチュラルの99Problemsで教会の近所に飲み屋を経営する兄貴で、町民がバビロンの淫婦にだまされているにもかかわらず、本人だけは常識を捨てずにディーンたちに協力を惜しまなかった善玉で、やっぱりこいつは良い奴です。
2003年版のリバーワールド トレーラー。原作に忠実です。
ピーター·ウィングフィールド = サー·リチャード·F·バートン
ピーター·ウィングフィールドは、本作とおなじ2010にストーンヘンジ・アポカリプスに出演しています。
その中では科学者の役割でしたが、この俳優さんは、バイオレンス系がぴったりとしたはまり役で、作品のリアリティーを手堅く高めてくれます。
Romina D’Ugo
マーク・トゥエインと同行する海千山千の貴婦人を演じるのはロミーナ・ドゥーゴ。
子供が見ても安全なお色気担当です。
原作では彼女を巡ってトゥエインとバートン卿の仲がこじれていきます。