
地底王国 At The Earth’s Core 1977
地底王国は、1977のイギリスによるSF映画。監督は ケヴィン・コナー。
主演はダグ・マクルーア、ピーター・カッシング、キャロライン・マンロー。
原作はこのあいだ火星のプリンセス = ジョン・カーターが映画化されたエドガー・ライス・バローズ。
ドイツ語の題名は DER SECHSTE KONTINENT = 第六大陸で、小川一水さんの第六大陸が似ていますね。
びっくり大怪獣オンパレード
ピーター・カッシング = モフ・ターキンがスターウォーズに出る前の1976年に作られた、はちゃめちゃ地底探検旅行。
SWとはまったくイメージの異なる大学教授が、地底世界で大騒ぎ。
出るわ出るわの、びっくり大怪獣オンパレード。
中にはお約束で火を噴くカエルも登場します。
英語発音・字幕なしですが、見ているだけで楽しい逸品です。
ダグ・マクルーア
ダグさんは、いろいろなB級SFに毎度顔を出してはおいしいところをかっさらうタフガイヒーローの典型みたいな俳優さんです。
しかも、いつまでたっても老けた爺様にならないので、じつはアンドロイドだったのではないかという憶測が飛び交うしまつ。
本作はコメディ調にまとめられていますが、ダグさんが出演しているThe Land That Time Forgotでは、けっこうシリアスな芝居をうっています。
最近ではダグさんが演じていた役回りを、まったくのタイプキャストとしてジョン・シュナイダーが活躍しています。
ピーター・カッシング = モフ・ターキン
この映画のテンポは最高です。いわゆる説明25分などの概念はまったく取っ払われて、すぐに地底探検が始まります。
ピーター・カッシングの演じるベテラン博士が、なんともへなちょこな先生で、最初からずっと引っ張ってくれます。
で、ピーター・カッシングさんですが、スターウォーズに出る前の年の仕事です。
彼が出演していたフランケンシュタインなどは見たことが無いので、私はピーター・カッシング = スターウォーズのモフ・ターキンのイメージから始まったのですが、ダースベイダーも一目おくようなすごいおっさんでしたが、この映画では楽しいオヤジを演じており、びっくりするほど芸達者です。
スターウォーズより、グランド・モフ・ウィルハフ・ターキン
ヴィクトリー級スター・デストロイヤーで暴徒を押しつぶして鎮圧したというとんでもないセクター統括総督。
キャロライン・マンロー
粋でいなせなキャロライン・マンローさんは、イギリスの女優さんです。
とくに血縁でもないのですが、雰囲気がサラ・ダグラスに似ていると思ったら、1978にスーパーマン2のオファーが来て、彼女は出たくなかったので、代わりにサラさんが出演していますね。