サイン Signs 2002
サインは、2002年でもっとも高い収益を上げた映画のひとつ。
宇宙人の襲来に対して、政府や地球規模の対応を描くのではなく、片田舎の一家に起こる顛末を描くという方法がとても斬新です。
しかも、よほど脚本を練り上げたらしく、すばらしいラストになっています。
一応、ミステリーものですが、一部喜劇したてになっていることで、旦那のメル・ギブソンはもとより、おんちゃんのホアキン・フェニックスの株がぐんと上がった一作です。
メルさんの家の男の子はローリー・カルキンでマコーレー・カルキンの家の弟です。そっくりですね。
家に入ってきた宇宙人を怪しいトラップで撃退してほしかったのですが、今回は喘息もちで逃げの一手でした。
女の子はアビゲイル・ブレスリン。3つのときからトイザラスのCMに出ていたつわもので、このあとゾンビランドの妹、リトル・ロックとして出演していました。
街の保安官を演じているチェリー・ジョーンズは24の女性大統領としてがんばっていた人です。
ナイト・シャマラン監督は、どうやらヒッチコックに心酔してこの映画のタイトルもヒッチコック調で作られています。
それが高じたのか、カメオ出演どころではなく、今回は街の獣医とてセリフつきで出演しています。
この傑作の中に残した画家のサイン同様に、よいネタを提供してくれました。
宇宙人の侵略と家族の絆というミクロワールド
3年後になり、スピルバーグが宇宙戦争で同様な手法で家族の絆を扱ったところ大失敗しました。
そもそも、トム・クルーズが平凡なオヤジを演じていたのが間違いで、本来でしたら一人で宇宙人を撃退しても良いはずでした。
原作の小説も、あとから作られたジョージ・パルの映画、宇宙戦争も基本的には少人数の心理描写から成り立っていますが、主人公は大学の先生で軍の高官と共同作戦を遂げています。
ということで、このミクロワールド表現は、よほどうまく扱わないと難しいネタとなりますね。
また、2011の映画でThe Divideというのがありますが、
- 閉塞された状況
- 行き詰る仲たがい
というある種のソリッドスリラー物のラストに待ち受けるのは悲劇か歓喜の二値しかなく、これを悲観的に捉えたのですこしがっかりの予定調和でした。
その筋書きは、ジョージ・ルーカスのTHX 1138ができた1971ころからテンプレートが出来上がっています。
いや、もっと前、レイ・ブラッドベリが1953に書いた華氏451度とか、ジョージ・オーウェルが1949に書いた1984などの悲劇的な梗塞社会が原型でしょう。
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Goodbye!
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