アメリカ同時多発テロ 9.11 DC 9/11: Time of Crisis 2003


DC 9/11は、2003のTV映画。
アメリカで起きた911事件を再現したドキュメンタリーです。

 

 

 

 

 

 

DC 9/11: Time of Crisis 2003

DC 9/11: Time of Crisis 2003

 

911の再現映画。コンドリーザ・ライス国家安全保障補佐官の役に24のシェリー・パーマー大統領夫人を演じたペニー·ジョンソンが出ていて説得力十分です。この女優さんが演じていると本当に冷静沈着最速の地政学的情報をすべて把握しているライス国務長官がそこに居るように見えるので、稀有の天才役者だと思います。

ついでに司法長官役にはシーズン5と6にでてきたローガン大統領も出演しています。「大統領はこの俺だ。ホワイトハウスもバンカーもすでに経験済みだ!!」と思っているのではないでしょうか・・・。運輸長官にはスタートレックのミスター加藤・・・ズールーをやってるジョージ・タケイ先生

 

911

911

 

話の内容は現実に起こったことなので、24よりも真実味があり興味深いものです。コリン・パウエル国務長官はちょっと似ていないのですが、日本にもよく来ていたリチャード・アーミテージ国務副長官との掛け合いは息がぴったりです。
しかし自国でこのような目には遭いたくありませんな。

いわゆるコラテラルダメージ、関係の無い被害者とその遺族はたまったものではないでしょう。
外国の要人として英国のトニー・ブレア首相とイスラエルのシャロン首相のみは役者が出てきて掛け合いをしています。その二国だけは米国にとっての親友だということになります。

 

President George W. Bush

President George W. Bush

 

二つ付け加えるなら、大統領役の俳優さんよりは本物のジョージ・ウォーカー・ブッシュ氏のほうが遙かに箔があります。百戦錬磨の俳優さんと監督・演出陣を連れてきても、これだけは演技のみでは迫りえないものなのでしょうか。全編を通して一番似ているのはローラ・ブッシュ大統領夫人役の女優さんで、ほんとうにそっくりです。

 

Secretary of Defense Donald Rumsfeld

Secretary of Defense Donald Rumsfeld

 

もうひとつはドナルド・ラムズフェルド国防長官役は、彼のほうがそっくりなので「ザ・グリード」に出てきた悪徳社長にぜひやってもらいたかったです。ただし役者さんは「ジャッカル」に出ていたCIA長官役をやっていたかたで、経験は豊富なので、ラムズフェルド独特の「カンフーマスター」と呼ばれる派手なハンドアクションと目・口元の癖をうまくコピーして演技しています。当時のラムズフェルド国防長官は命令ひとつで一国を壊滅できるほどの武力を行使することができるので、世に言う怖いオヤジなのですがどこか憎めないところがあってたまにイラクの前線基地でクリスマスに料理を給仕したりのサービスを見ると、個人的にはかなり好きなオヤジさんでしたが。

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