キャプテン・フューチャー特集

1978年11月から1979年12月までNHKで放送されたカルトアニメ。再放送が少ないことと、国内でDVDが発売されていないので、フューチャーファンはフランスなどから逆輸入して苦労しています。

輸出された国では、視聴対象が子供のため、かなり改変されています。ドイツでは4エピソード1話を3本分に短くしているようです。スペイン語の放送では地球 (ちきゅう)などの画面キャプションは、そのまま日本語で表示されています。どちらかというと、手抜きっぽいですね。

また、BGMも、それぞれの国で貼りなおされており、ドイツ版では曲数が少ないのと、窮地に陥る場面では必ずオカリナが聴こえて来るので、聴いていて、けっこう寒いです。

スペイン語のタイトル曲は、いかにもご当地というノリで、ドイツのものは、まるでスタートレックの最初の曲をもじったように聴こえます。

で、上の日本語主題歌は、初めて2番まで聴きました。

キャプテン・フューチャーは変装の名人

キャプテン・フューチャーはコスプレの走りか?

キャプテン・フューチャーの物語では、話の流れ上、敵の本拠地に潜入してその意図を確認する場面が多く、必然的に囚われの身になる場合が多々あります。

そのときによく使われる手が変装で、合成人間オットーの得意技であり、じつは主人公カーティスも変装の名人となっています。あるときには敵の手下、またあるときには親玉になって相手をだますというのは他の小説でもよく使われていますが、最近になってMI2などでも鳩のおっさんジョン・ウーがハリウッドに知らしめたらしく、それまでは一瞬にして変装とか無理だよという意識が視聴者にも残っていたのを払拭して、なんの呵責もなしに一般化してしまいました。

キャプテン・フューチャーは、これを1940年代、つまりWW2の真っ最中からやっていたらしく、場合によっては自分自身のそっくりさんになって敵地に潜入したりします。 (マジック・ムーン = 魔法の月の決闘など)
後にバイオニック・ジェミーがほとんどコスプレ大会だったことを考えますと、原作者のハミルトンは、一番おいしいところをすべてかっさらって行ったという気がします。

そのほか、すでに描かれているアイデアを練りなおして、料理しなおす腕前が絶品で、たとえて言えば、中生代の恐竜のごとく、やりたい放題やっていたという表現がぴったりです。

本編

すべて乗っているのはドイツ語、スペイン語。日本語版は、部分的に乗っています。
キャプテン・フューチャーは、スペイン語でカピタン・フーロ、何度も聴いていると、カピタン袋とかフピタン風呂と聴こえて、とても弱そうです。

時のロスト・ワールド ep.5 - ep.8

日本語で視聴できます。

ep5. SOS1億年前 「タイムドライブ未知の旅」
ep6. 聖なる星クウムの謎 「恐竜時代に不時着したコメット号は?」
ep7. 太陽系創世記 「眼前に展開する荘厳な太陽創造のドラマ!」
ep8. 遥かなり50億年の旅 「宿命の星カタインの前途は果たして?」

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心に残るBGM

輝く銀河の彼方へ

この精密にして遠大な曲がかかると、どんな難題でもたちどころに解決してしまう稀有の天才科学者、そして輝かしい未来という印象が、とても深く刻まれています。

同時期の宇宙戦艦ヤマトでは、カセットレコーダーしかなかったという理由により、すべてのBGMを頭の中に入れて、暇なときに思い出して楽しむという人間iPODのようなことをやっていましたが、この番組で覚えているのはopとed、そしてこの曲です。

今、聞いてみると、基本はスムース・ジャズのようで、それもそのはず、ルパンⅢで有名な、大野雄二さんの作曲によるものです。

ファンによる解説

分かりやすい解説サイト

もともと1940年から発表されているライトノベルなので、小説そのものに対するファンが多いことでも有名です。その影響もあり、アニメ版も、各国語バージョンが多数掲載されています。

Wikiより キャプテン・フューチャー

悪丸君のスペースオペラ | 日本語の解説サイト1 | 日本語の解説サイト2

ドイツのファンサイト | その日本語訳