フルメタルジャケット FULL METAL JACKET

フルメタルジャケット予告編



スタンリー・キューブリックの問題作
ベトナム戦争時の合衆国海兵隊における訓練と実戦を描いた戦争映画の問題作。
2001年宇宙の旅を造った故スタンリー・キューブリック監督による反戦映画。海外派兵が専門の海兵隊における新兵養成所から実戦配備までを描く。

フルメタルジャケット FULL METAL JACKET 本編

けっこう消されますので、Full Metal Jacketで検索すると出てくることがあります。

フルメタルジャケット FULL METAL JACKET 完全被甲弾

Wikiより フルメタルジャケット | 完全被甲弾

題名のフルメタルジャケットとは弾丸の種類を示す完全被甲弾のこと。拙作レゾンデートルの中でも流用させていただいている言葉です。

フルメタルジャケット 俳優陣 ハートマン軍曹 = R・リー・アーメイ

ハートマン軍曹 = R・リー・アーメイ
レナード・ローレンス = ヴィンセント・ドノフリオ | アニマルマザー = アダム・ボールドウィン
どんな集団にも必ず一人は存在するダメ男としてレナード・ローレンス二等兵が登場してくるが、あまりにも足を引っ張りすぎるので仲間から袋叩きに遭う羽目に。後日彼のスイッチが入って抜群の殺人マシンと化し、ハートマン軍曹の洗脳教育は成功したかに見えたのだが・・・。
ローレンスを演じているヴィンセント・ドノフリオはこの作品のかなり後に「ザ・セル」の人格破壊者を演じて秀逸な仕事を披露した素晴らしい俳優さんです。

フルメタルジャケット トレーラー

話の前半は母国での新兵訓練、後半はベトナム戦争への派兵。

訓練では頭を丸刈りにされ、自分の名を捨て新しいニックネームが付けられ、精神的・肉体的な鍛錬を施され、宗教観さえも銃を親友として崇拝するように仕向けられる。

後にカート・ラッセル主演で作られたソルジャーという映画でも同様の描写が出てくるが、キューブリック監督の描いた本作のほうがよりリアル。

平和に暮らす市民には信じられないことばかりだが、いったん人格を破壊して殺人機として作り直さなければ彼らの任務そのものを遂行できないので、ハートマン軍曹およびその教練方法を編み出した軍は最大限の援助をしているという事実そのものがシニカル。それでもベトナム戦争時の将校の現地到着後平均寿命は15分だったそうだ。