アーウィン・アレン Irwin Allen

巨人の惑星 Land of the Giants A fantastic series of the 1960 created by Irwin Allen 裏番組は巨人の星



wikiより アーウィン・アレン | 英語版 | アーウィン・アレンの公式サイト

原潜シービュー号 海底科学作戦

Wikiより 原子力潜水艦シービュー号 | 英語版解説

当時としては就航直後の原子力潜水艦、発見直後のヴァン・アレン帯を使って、最新情報で作り上げたアーウィン・アレンの渾身の一作。ウォルター・ピジョン (禁断の惑星) 、バーバラ・イーデン (かわいい魔女ジニー) など、有名どころの俳優さんが多数出演しており、海軍大将ネルソン提督の独断で、地球の危機に挑みます。

中学生のころの友達がこの映画をTVで見た翌朝に、「地球の周りの放射能帯が燃えて、ヤバイんだってさ」とさかんにいきまいていて、この人なに言ってんの? と思いました。まあ、オーロラが光るくらいだから、火がついても不思議でないなと大雑把に考えたりして。このころのSFは、地軸がずれたり惑星ごと尻から火を噴いてトンズラしたり、とにかくすごい発想のものが目白押しでした。

スレスレのネタは、マーク・ダカスコス主演のソーラー・ストライクで扱っており、こちらは成層圏上層部に滞留しているメタンに、ソーラーフレアで火がついて、大騒ぎになります。マークさんお得意の体術も一箇所だけ楽しむことができます。

Jonah and the Whaleヨナと鯨 S2E01

タイムボム Time Bomb S2E02

The Cyborgサイボーグ S2E04

Day of Evil S03E06

Thing From Inner Space S03E08

タイムトンネル

nico2タイムトンネルシリーズ
Wikipediaから タイムトンネル | 英語版タイムトンネル (エピソードリスト付) | タイムトンネル資料館
よくまとまっている研究サイト | 熱烈なファンのかたの詳細な研究 | 懐かしのタイムトンネル

若き科学者トニー・ニューマンを演じるジェームス・ダーレンは、映画版シービュー号の探検やナバロンの要塞に出演している本職は歌手あがりの俳優さんです。

本国放送順17話の生死を賭けたゲーム Kill Two By Twoは、マコさんが出演していますが、話のネタは後の映画、エネミーマイン = 第五惑星の土台となっています。

タイムトンネル 第01話「タイタニック号の最期」

タイムトンネルのチックタック計画初期投資には、70億ドルもかかったそうです。1ドル100円換算で、ざっと7000億円。それから比べると600万ドルの男は6億円くらいで、プロ野球選手の年俸で、なんとかなりそうですね。

タイムトンネル 第02話 月への一方通行

この二人の時間放浪者は、相手が銃を持った宇宙人でも、中世のバイキングでも、お構いなしに取っ組み合いのケンカでかたをつけます。ジョルジュ・メリエスの月世界旅行でも、天文学会の理事長がかんしゃくを起こして取っ組み合いをはじめ、しゃにむに月面探検に出動します。挙句の果ては月人ともケンカ。当時の欧米の日常風景だったのでしょうかね。実はNASAの内部やホワイトハウスでも、意見が合わないと、こんなのばっかりだったりして・・・。

タイムトンネル 第05話(米国では08話)カスター将軍の最後

1876年の夏、合衆国のシビルウォー、南北戦争に飛ばされたお二人さんは、有名なクレイジーホースと遭遇。じきじきに尋問を受けます。惜しいことにブロンソンが演じるビル・ヒコックは出てきません。

計画進行のため、部外者を招いて実物のタイムトンネルを見せる場面で発生するカルチャーギャップは、デジャヴューで、デンゼル・ワシントンが驚く部分のモトネタです。トニー・ニューマンはインディアンのスー族と仲良くなってしまい、大風呂敷のケビン・コスナーもまっさおの展開となります。

カスター将軍については、ナイトミュージアム2でも取り上げられているように、自己CMにうつつを抜かしていた人だったようですが、リトルビッグホーンの戦いで戦死しています。インディアンは彼のことをパハスカ = 長髪と呼んでいたそうです。

The Time Tunnel - Inside Irwin Allens

タイムトンネル 第26話(米国では29話) 宇宙人の襲撃

・・・タイムトンネルのパースの付いたオープニングロゴはジョージ・ルーカスのスターウォーズがオマージュしていると思えてならない。一緒に活躍する英国陸軍の大尉はロレンスかと思ったが、吹き替えでは言及なし。どの話も、「見ず知らずの人どうしのやり取り」がとても乱暴なのだが中でも宇宙人が一番乱暴な暴言を吐き、まるで場末のチンピラ並みに罵倒を浴びせる。それと光線銃を持っている相手でもお構いなしで殴りあいの交渉に持ち込むところがアメリカンスピリット。

この話で最終回の有名なセリフは「タイムトンネル計画は根本的に見直さなければならない」
ハラハラドキドキしながら全部の話を見た視聴者が、その場でTVをぶっ壊しそうなことを言わせているのが素晴らしい。それにしても毎度時空を彷徨っている科学者二人はいつどこで食事をしているのか?

タイムトンネル 第27話(米国では30話) 恐怖の町

・・・この作品中の要素はいろいろな他作品の原型となっている。タイムトンネルが見せる機能はスタートレックの転送+タイムトラベル。

近年スタトレその他で大規模かつリアルに考察されたタイムパラドックス物の根源がすべてここに凝縮されている。史実を元に陰謀を扱う方法論は後の「ダークスカイ」が流用している。宇宙人が地球人を拘束するため時間停滞状態にするのは後で発表される「謎の円盤UFO」の時間凍結作戦(原題はTIME LASH)のお手本。

リメイク版のトワイライトゾーンにも人間が石に変化していく町の話があるがまさにこれが原型。地球から酸素を吸い上げるというのはスペースボールがパロディをしているし、町全体がひとつのトラップになるのは「クライングフリーマン」にも使われていた。別の人間に乗り移ってしかもその人数が増えるのはまさしくマトリックスがパクっている。タイムトンネルの本部機能がやられるのは24のシーズンⅡに影響を与えている。

こう考えると本作品はいまや地球上の宝としかいえない価値を持っている。しかし26話もそうだが、何でもダイナマイトで解決するのは小林旭のマイトガイが本家本元のような希ガス。

タイムトンネル 第28話(米国では06話) 火山の島 (日本版最終回)

リメイクTV版 2002

パイロット版のみでお蔵入りになったそうです。