爆撃機を使った爆撃戦。搭乗員が安全に帰還できる見込みはほとんどなし。
極限の緊張が生み出すドラマをご覧ください。
かなり痛快。機体デザインはシド・ミード。
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ステルス(映画)
タイトルはステルスですが、この戦闘機はステルス・ボンビング・ドッグファイト・垂直離着陸という全機能を備えた近未来の逆翼統合戦闘爆撃機なので、現在の双発インテイク型とは全く異なるシルエット。途中で出てくる敵軍のSu-37がまるで化石のように見えてしまいます。
冒頭でベン・ギャノン大尉が追撃しているカメムシは、友軍のエクストリーム・ディープ・インヴェーダー (超深部侵入機)。
良心の呵責なしに使命を実行する人工知能を搭載した無人戦闘機で、極悪・残虐・問答無用。いわば空飛ぶターミネーター。この種の技術的飛躍革新が映画の主題で、ジェシカ・ビールの水着はおまけです。
タロン2のコールサインでパイロットを演じているジェシカ・ビールはテキサス・チェーンソーにも出ていて、地面を転がりながら死に物狂いで逃げ惑う演技を買われたような希ガス。北朝鮮に墜落後の彼女を追い詰める陸軍将校が辣腕そうで緊張感がみなぎってきます。
nico2に載ってもすぐに消されるので、一度買ってみることをお勧めします。青空がとてもきれいです。
グレゴリー・ペック主演の合衆国陸軍駐英国部隊による対ドイツ攻撃。
実際の交戦時に撮影された、本物の実写フィルムによる特撮 (特撮ではなくて実写)
当時、米軍はヨーロッパのイギリスに駐留して、ドイツが占領したフランスの軍港や、ドイツ国内の軍事工場などに爆撃を仕掛けていました。
航続距離の関係から、足の短い戦闘機は自軍の占領地域から外側まではついて来てくれません。
DMZ (非武装地帯) を抜けると、爆撃航空編隊が固まって巡航することで、弾幕を張りながら敵戦闘機を追っ払って使命を達成することになります。
搭乗員になると、とにかく危ないので、これから軍人になりたい方は、ぜひ整備兵に志願されることをお勧めします。
なお、原題のTWELVE O'CLOCK HIGHは、12時方向上空という意味で、爆撃機に対して、敵戦闘機が正面上空から突っ込んできたときの報告形式です。