ビンテージSF映画

Utopia



ビンテージSF・・・昔のSF映画を集めてみました。

ビンテージSF映画

  • 人類SOSディストピア
  • UFO
  • 地球最後の日
  • 絶海の孤島系
  • ホラー
  • 全体主義
  • 海洋物
  • 宇宙開発
人類SOSビンテージ

トリフィドの日 The day of the Triffids 1962

地球ヤバスビンテージ

地球は壊滅する Crack in the World (1965)

The Day The Earth Caught Fire (1961)

詳細な解説
核実験の影響で地球の軌道が変わって太陽に向けて落下します。地球の気温は急上昇、あとでアルマゲドン2009に流用されているインスパイアー元のようです。

UFO侵略ビンテージ

Earth vs. the Flying Saucers

故ロナルド・レーガン大統領も、ナンシー夫人と第一種接近遭遇したことがあると語っていましたが、この映画のスジガキを披露したのでしょうか?

地球最終戦争 Battle Of The Worlds (1961)

念のために、もう一本。

1961年のイタリア映画。詳細な解説

主役のベンソン教授を演じているのは、『透明人間』や『カサブランカ』で有名なクロード・レインズだそうです。チラっとジュリアーノ・ジェンマも出てきます。

地球最後の日 When Worlds Collide (1951)

地球最後の日は、ジョージ・パルが制作した宇宙4大作品のひとつで、英語版は、トレマーズなみによく消されてしまいますが、英語以外のものはけっこう載っています。

国内で販売されている日本語字幕つきDVDは、ブロックノイズがあるらしくとても不評です。

国連総会での打ち合わせ中、野次を抑えている議長のオヤジさんは、1951年の地球が静止する日でも、ニュースアナウンサーの役で顔を出しています。

途中で出てくる大富豪はこの映画最大の悪役。
コンタクトにもインスパイアーされたSRハデンの原型。
演じているジョン・ホイトは、スタートレックのパイロット版、ザ・ケイジにも出演しています。
クリストファー・パイク船長の相棒になる船医役で、こちらはさすがに好感の持てる役柄なので、ホイトさんの芝居には驚かされてしまいます。

この映画の終盤で、脱出宇宙船にのこんだ選抜メンバーは、みな支給品のパーカーを着ています。
これがなんとなく、巡礼者のように見えるのは、最初と最後に聖書がドカンと出てくる宗教色を漂わせているからでしょうか。

The Time Travelers - 1964
タイムトンネルの原型作品です。科学者が試行錯誤の上、時空貫通窓を制作しましたが、出来上がったのは窓ではなくて、ポータル = 出入り口でした。 | IMDb

最後までご覧になったかたは、ご理解できるでしょうが、以降無限ループするという落ちを描きたかったのでしょうか? 後の猿の惑星に出てくるハスライン博士の無限後退理論のトンデモ原点がここにあります。

アーウィン・アレン Irwin Allen は、この作品でハタと気づいてタイムトンネルを仕上げました。

This guy この男だ ジョン・ホイト John Hoyt
地底人の親玉、バルノー博士は地球最後の日の大富豪でtosのパイロット版の船医、ジョン・ホイトが演じています。不寛容な悪役・無害な善玉・高潔な科学者、なんでも本物に見えてしまいます。

続・猿の惑星が1970の制作なので、1964年の本作は、文明崩壊後の人類の2分化、地底での暮らしなどに影響を与えたものという希ガス。
また、スタトレの名作中の名作、#28 危険な過去への旅 The City on the Edge of Foreverにも影響を与えています。ポータルの形など、明らかに本作の窓そのもので、マイクロソフトのOSの名前にもこの作品が影響しているでしょうかね?

the wicker man 1973

ウイッカーマンは、近年、ニコラス刑事主演でリメイクされた、オカルト・法螺SF。
田舎の狂信集団は、かなり怖いぞ!!

華氏451 Fahrenheit 451 SF超カルト映画
念のためにもう一本
華氏451 = ファーレンハイツ451は、フランソワ・トリュフォーが、監督した1966年の映画。ブラッドベリの原作。トリュフォー監督本人は、SFが嫌いだと公言しているのに、後でスピルバーグの映画の中で第三種接近遭遇を果たしています。

筋書きは自己主張を許されない極度なディストピア = 管理社会で、文学や芸術作品を消去するファイアーマンの活躍から始まり、自分の仕事に疑問を持つに至ったヒーローが、社会の中から文化的な離反を行うというものです。

大衆操作に対する警鐘は、後に大工監督もゼイリブで扱っていますが、おもな筋書きはアクション映画としてもうカルトになった、クリスチャン・ベールのリベリオンが継承しています。これら一連の映画の中から視聴者が持つべき感情は、ニック・フロストが言っているように、「政府を信じるな」ということです。

ちなみに二役で演じているヒロインはジュリー・クリスティーで、ドクトル・ジバゴに出演したときに、当時としてはセレブすぎて一時干され、妙なBクラスに出ていましたが、まだ仕事を続けていて、最近ではトロイで演じたアキレスの母上が、まさにこの方です。

原作者のレイ・ブラッドベリはまだ健在で、マイケル・ムーア監督が華氏911を作ったときの命名に関して「私には関係ない」と政治的影響を否定しています。ムーアさんも、大御所に対してまったく配慮の足りない、ただのデブですね。