眼下の敵 THE ENEMY BELOW

眼下の敵 予告編



プロデューサーのディック・パウエル氏が自信満々で紹介する予告編。DVDを買えば、おまけで付いてくる動画です。

眼下の敵 THE ENEMY BELOW

大西洋上で暗号表を受領するため進路14○(ひとよんまる)に突き進むドイツ海軍Uボート。合衆国駆逐艦ヘインズがこれを追尾・捕捉し、とうとう両者は交戦に至る。

TV放映時のセリフ回しを覚えていれば、軍隊では時間や進路をひとよんまる=140、ふたふたさん=223と発音することが分かります。回りが爆音に包まれているか、無線交信時のノイズに負けず、的確に情報を伝えるための工夫です。

一般市民の立場から見ると、とても軍隊っぽい雰囲気が出るため、映画やドラマではよく使われます。
同時にaをアルファ、bをブラボー、cをチャーリーという音標(サウンドコード)もよく使われるもので、これは駐留する部隊別に異なった方式がとられています。
特にuはウルトラが普通ですが、最近のブラックホークダウンではユニフォームだったり、sはシエラが無難な線ですが、スーパーになったりします。

眼下の敵 THE ENEMY BELOW 時は第二次大戦中 所は南大西洋

Wikiより 眼下の敵

1957年制作の米・西ドイツ映画。米軍・ドイツ軍とも公平な描写を行っている点で秀逸な作品。史上最大の作戦と並ぶ戦争映画の最高峰。

眼下の敵 進路14○にこだわる 俳優のかたがた

合衆国海軍駆逐艦 ミュレル艦長は、言わずと知れたロバート・ミッチャム
同ウェア副長は、アル・ヘディスンさん・・・原潜シュービー号の艦長や007シリーズのCIA要員としても活躍されています。
ドイツ海軍Uボート フォン・シュトルベルク艦長は、クルト・ユルゲンスさん・・・クルトはドイツ語読みですが、同じ名前が米国では「カート」と発音し、我らがスネイク・プリスキン=カート・ラッセル氏も同じお名前です。同副長 セオドア・ハイケル・・・この作戦中、唯一の犠牲者。

眼下の敵 名作の名作たる理由

両軍ともに血を流すものの、祖国から遠く隔たった場所で、死力を尽くして闘う海の男たちの間には、奇妙な友情と尊敬の念が生まれて、とてもすがすがしい気分をもたらしてくれます。

眼下の敵 ロバート・ミッチャム

彼は往年の名スターとして燦然と輝く功績を残しました。
いつもは理性的な思考を見せながらも思い切りの良い親分タイプ・・・いわゆる史上最大の作戦における上陸部隊の将軍役などを得意としていますが、たまには「恐怖の岬」に出てくる手の付けられない変質者も演じています。後年、同作品のリメイクが作られ、ロバート・デニーロ御大が再演したものの、どうしてもニューヨークの悪という殻から抜け切れず、ミッチャム先生には太刀打ちできなかった模様です。