グレゴリー・ペック主演のマッカーサー元帥。
冒険活劇の第一人者アリステア・マクリーン原作の作品。
子供のころこれを見たところ、諜報戦とはどんなものかをまざまざと見せ付けられた気がします。
いらない部分は一切なしで、お話はジェットコースターのように進む割に、要所要所の記述がしっかりしていて、まるで見ている自分までもが、敵地に潜入している気がしてきます。
リチャード・バートン、クリント・イーストウッドが出ているだけでものすごい。そしてこの状況で作戦をやり遂げる紅一点のメアリー・ユーアに惚れてしまいそう。
パトリック・ワイマークはベテランの英国俳優で、MI6、つまり007が働いている部門のターナー大佐役で出演します。
決死圏SOS宇宙船という映画にも出演していて機密計画を推し進める大御所ですが、今回はリチード・バートンに飛行機からたたき出されています。
「わしは誰?」
なお、題名の荒鷲の要塞はナバロンの要塞、沈黙の戦艦などと同じように日本アニメのヒットメーカーがよく使うのの法則が効いています。
原題はWhere Eagles Dareというだけあって、記憶喪失になった鷲が「わしは誰?」とつぶやく場所という意味です。
カリボス
潜入部隊のうち、顔の輪郭からしてすぐに分かるのが、途中で殺されるマクファーソンを演じているニール・マッカーシーさんで、1981年版のタイタンの戦いでカリボスの役をやってらっしゃいます。
このいでたちで要塞の中に入っていけば、誰にも咎められなかったでしょうね。
ギャオで2011.3.14まで放映中。
この作品は、信じられないことにイギリスのITC・・・謎の円盤UFOとかスペース1999を作っていた会社の関連作品。
出演は、マイケル・ケイン (最近のバットマンの執事のオヤジ)、
ロバート・デュバル (地獄の黙示録に出てくる狂った大佐。砲撃されている湾内でどうしてもサーフィンしようと言い出したら止まらない)、
ドナルド・サザーランド (映画出演数最多賞。24のキーファーのオトッツァン。ちなみにそのオヤジさんはカナダ、サスカチュワン州の知事まで勤めたおじいさん)、
ドナルド・プレザンス (カーペンター監督がよく出演させた硬派の男。大脱走にも出演しているが、本人は本当にナチの収容所に収監され、そこから脱走した経験があるらすい)
筋書きはドイツ軍が大英帝国、チャーチル首相の暗殺を謀り、マイケル・ケイン扮する情報士官に全権を与えてこれを実行するというワクワクするようなお話。
英語版本編 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 | 13
ドイツ占領下のフランスから逃げ延びたフランス外人部隊。大英帝国に身を寄せながら祖国フランスを奪還するための長い待ち時間を描く秀作。