チリから宮城県南三陸町に贈られたイースター島のモアイ像の複製が東日本大震災の津波で損壊したため、島民が造ったモアイ像をチリ政府が新たに贈る計画が進んでいる。
本体は既に完成し、制作者は「お世話になった日本人に元気になってもらいたい」と激励。震災2年を前に町に届く予定だ。
チリ政府がイースター島の石で造ったモアイ像を外国に寄贈するのは初めて。
島民や在チリ日本大使館によると、8月中にまげをかたどった頭部を造り、9月ごろにチリ本土に海軍の船で運ぶ。
完成式典の後、日本の海運会社の協力で横浜港へ運搬される。
原稿はnews47より
チリ国内の法律ではモアイ像または岩だけでも島から持ち出すことは厳禁となっています。しかし311の大惨事を鑑み、チリ政府のご好意により、史上初の現地製モアイ輸出という、とても珍しい贈り物をいただけることになりました。こちらもチリワインをふんだんに飲みまくるとか、エビチリ食べ放題などで、お返しができますな。
AFPのニュースより、宮城・南三陸町と南米チリを結ぶモアイ像、復興の象徴に
産経新聞より モアイ像 新たに南三陸町へ寄贈 イースター島から
サンスポ.comより モアイ像、チリから被災地へ「日本よ元気に」
記事を読んでみると、今回日本に贈られるモアイ像は、現地イースター島の91歳になるマヌエル・トゥキ棟梁がじかに制作した作品ということが分かります。91歳というと、1921年生まれのおじいさんで、ロシア革命1917の4年後に生まれているベテランの棟梁です。多分言葉を話すよりも前からタガネを握って育った、いわゆる人間国宝級の人だと思われます。それにしても、毎日仕事している関係か、背筋がまっすぐで、60歳程度にしか見えませんね。
2chの書き込みを読んでみますと、
という好感が多数並んでいます。そしてこれからはチリワインを買って飲んでみたいとの返答も多数書き込まれていて、最近の殺伐としたニュースを押しのけて、気持ちが楽になってきます。
それにしても、モアイ像は大きくて強そうなのに、なぜか優しそうな印象も持っています。
日本柔道で有名な山下泰裕理事も金メダルを取ったので、間違いなく無差別級世界一の猛者なのですが、強い反面、子供がまとわりついていきそうな優しいところを持ち合わせています。
モアイ像にも、山下理事のように、弱きを助け強きをくじくという印象が宿っており、それが日本人の心に強く訴えかけてくる古の記憶を呼び覚ますのかもしれません。
さて、話を戻して、91歳のマヌエル・トゥキ棟梁のお仕事ですが、日本でも仏像を造る仏師は、彫刻家や造形作家と異なり、出来上がった石造に魂を込めることができるそうです。逆に言いますと、どんなにデザインが優れていても、その石造に魂が篭ってなければ、それはただの立体作品、あるいは傷をつけただけの石の塊にすぎず、業界仲間からは鼻で笑われてしまいます。
サンスポ.comの記事によれば、本来イースター島のモアイ像はもとより、岩石のひとかけらでも持ち出すことは厳禁なのですが、島民の一部からは「島の石でなければマナ(霊力)がなく、被災地に贈る意味がない」との声が上がり反対はなくなったということです。
今回、本物のモアイがある現地イースター島の、ロシア革命直後から生きているウルトラベテラン石工のマヌエル・トゥキ棟梁が、心を込めて、つまり丁寧にという意味と同時に、魂を込めて作り上げたモアイ像は、永きに渡って日本とチリの友好関係の要となるでしょう。
それは単なる像の形象を持った物体ではなく、イースター島に古くから伝わり尊ばれている彼らの魂を伴った、すばらしい贈り物となります。
NASAが発射した火星探査用宇宙船マーズ・サイエンス・ラボラトリー = MSLに搭載された、探査機キュリオシティは、米国東部夏時間2012年8月6日午前1時半頃に火星に着陸する予定です。
NASAは、キュリオシティの着陸プロセスと、万事順調に進んだ場合に行われる科学ミッションに関する 説明動画を公表しています。
NASAのサイトで公開されている説明動画は2ヴァージョン。ひとつは、STOのカーク船長ことウィリアム・シャトナー (81歳)、もうひとつは、TNGのウィル・ウィトン (40歳)がナレーターを務めていまする。画像と脚本はまったく同じですが、ナレーションへの取り組み方は明らかに異なっています。
原稿は産経ニュースより
ウィリアム・シャトナーはカナダ出身の米国俳優。説明は不要。
スポックの出てくるほうのTOS = スタートレックで有名なジェームズ・タイベリアス・カーク船長を演じた俳優さん。NASAの職員には異常なまでのトレッキーが多く、このカーク船長の番組か原因でNASAに入りましたとか、真剣に亜空間通信に取り組んでいますとか、なにが何でも月に行きたくなっちまったという人が大多数なので、政府見解としても、一度は使ってみたかったのでしょう。
ウィル・ウィトンはスタートレックの新しいほう、TNGにて子供時代から番組に出演していた俳優さん。
出始めのころは中学生で、余計ないたずらで事態が悪化するトリガー役が多く、しかもプロデューサのロッテンベリーによるメアリー・スーではないかという話になって、途中でシリーズを降りています。
しかしながら後から複数回、ゲスト出演するたびに、脚本の面白さもあいまって、「こいつが出てくる話は面白い」という出番が増えました。役者としても、上達したのだと思われます。
終了したTNGの中では、彼が演じるウェスリー・クラッシャーは時空の旅人とともに、
どこか、いつか、何次元かも不明な、あらゆる世界を訪問していることになっています。あの銀色のメタルマンとともにまた戻ってきてほしいものですね。
メキシコで頻発するUFO現象を紹介しています。
その昔、コヤメという街にUFOが墜落したとの話ですが、現地の住民が噂話をしています。なかに一人、日焼けした爺さんが出てきて、「わしは信じとるよ。こんなこと、だれが作り話で言うもんかね」と話していますが、この爺さんこそ、墜落したUFOから出てきた宇宙人です。
最初に登場するオヤジが宇宙人です。
スタンフォード・トーラス型スペースコロニー Habitat Fly-thru
ベルナール球型スペースコロニー Bernal Sphere Space Habitat
シリンダー型スペースコロニー Space Station with Horizons
ラリー・ニーブンの傑作リングワールドの可視化。よく作りましたな。
リングワールドはダイソン球殻体の一種で第二期文明に発現する可能性が高い特徴的な存在です。
第二期文明とはその太陽系の全エネルギーを消費できる段階の文明で、中核となる恒星が発生する電磁エネルギーを余すところなく消費するため、恒星そのものを殻で覆ってしまいます。
リングワールドはそこまでしなくてもこの手があるという割愛方式で、およそ地球軌道程度のリングで恒星を覆ってしまうという方法です。
その面積は膨大なもので、地球の表面積の300万倍。わざわざワープして別恒星系に行かなくても、この惑星を300万個所有しているのと等価となり、相当な人口が生活できますが、弱点としては天然資源を発掘することができないので、けっきょく他の恒星系からそれを輸入せざるをえません。恒星の周りに均等に配置したシャドウスクウェアという日陰発生器が一日の日の出日の入りの周期を作り出し、内部の人達はさまざまな生物学的進化を遂げています。
リングワールドの地盤はスクライスと呼ばれる驚異的な張力を持つ硬い物質でできています。実際に工学的に建造する場合、そんな結合力は見つかっていないので、通常の質量を持つバリオンでは実現不可能な気もしますが、時空の性質そのものを変性するくらいの技術があればこれも可能となります。
で、すべての物質をどこから調達するのか? という基本的な疑問に対して、多くのSF作家の解答は「太陽から」というのが一般的です。この太陽系の全質量のうちの99.86%を占めているからです。
宇宙空間は、極彩色の洪水です。
全世界でナンバー1の科学番組。
故カール・セーガン博士と奥さんのアン・ドルーヤンプロデューサーによる壮大な科学番組。
1980年に放送されてから、60カ国以上に配信され、のべ6億人に視聴されました。
私も第一回目放送のときにTVの前で正座してみていた記憶があります。その後、北大の図書館でβ形式のものを何度も見ましたが、それっきり30年近く目にすることがありませんでした。ブラジルのアップ主さんありがとう。
DVDはリージョン0で販売されているので、どこの国でも視聴することができます。
本編 英語版
イームズが遺した文化遺産。世界中のわけ知りがこの作品をまねしています。第一版のナレーターはグレゴリー・ペックでした。
宇宙の極限を3分で表現。宇宙の果てから地球まで.......
ナレーターは、何は無くとも、モーガン・フリーマン。
IMAXの制作者は、初回ナレーターがグレゴリー・ペックだったことを鑑みて、現代でも最高の俳優をつれてきた模様です。
左のサムネイルは短縮版。本編01~03が全編となります。