どこから来たのかわからない。ハチャメチャに壊して大暴れ。怪物映画は笑いの宝庫。
B級俳優勢ぞろいのモンスター映画は真夜中のあなたにぴったり。
トロールハンターは、2010年のノルウェー映画。
2012/3/24より日本国内上映でしたが、ユーチューブには2011/1/26から英語版が載っていました。それが消されたと思ったら、スペイン語版が5/14に載りました。
最初の形式はクローバーフィールド、中身の形式はブレアウィッチ。2014年公開でハリウッド・リメイク予定。
英語が分からなくても、ましてやノルウェー語が分からなくても、かの地の凍てつく大地を感じ取れる映画です。
マッド・マックスが爆発的に受けた背景には、族対警察の追跡劇の裏側で、オーストラリアの荒涼とした風景が視聴者の潜在意識を救いの無い状態に持ち込むことに成功したからですが、この映画もいい線行ってます。普段北欧の風景などは、なかなか目にすることが無いので、かなり新鮮ですね。
漁船ではなくて、ムーミンのほうです。 | Wikiよりトロール | 日本トロール保安機関
King Kong Sweded
水辺に出現するモンスター映画。
ロード・オブ・ザ・リングの兄貴が主演している侵略映画。
ロバート・ロドリゲス監督の悪趣味全開で楽しめます。
まだ駆け出しのファムケ・ヤンセン先生や、悪たれ小僧のジョシュ・ハートネットも出ています。中でも、女の子のくせしてSFオタクの役を演じているクレア・デュヴァルの仕事は必見です。ロバート・デュヴァルのオヤジさんとはぜんぜん関係ないそうで。
そしてブロンドヒロインのローラ・ハリスはカナダの俳優さん。この映画の影響なのか、24でもちょいと危ないお嬢さんを演じていましたが、カナダの女優さんたちは美人ぞろいですね。
北朝鮮政府 = あの将軍様が陣頭指揮を執って作った大衆用戦意高揚映画。
本編中に祈祷師の老婆が呪文を唱えてプルガサリを退散させようとする体制側の作戦があるが、日本でいうところの祈祷というよりは、ほとんどヒップホップに近いものなのでババァ、のりのりという書き込みが笑える。
服装から推察するに、かの民族を弾圧している仮想敵は中国政府の模様。
で、内容は脚本が練られているので、けっこう面白いものです。
ジェニファー・ロペスとジョン・ボイドの出ている香具師。
アナコンダ2 |
アナコンダ3 |
アナコンダ4
原題はサンド・サーペント、砂の中の海蛇という題名で、デューンに出てくる砂虫を連想させますが、トレマーズのように寸胴な胴体ではなくて、線虫系の化物です。こいつらがアフガニスタンのタリバンどもを成敗してくれるもので、派兵された一個小隊は拉致されつつも、すんでのところで窮地を切り抜けます。
ピッチブラックのようにカラーコレクトされた風景は、同じ地上でありながら、この世の果てを想起させます。どう考えても適切な打開手段が浮かばないという追い詰められた状況をとてもうまく表現しています。
自分たちを救出にくるはずのチョッパーが、目の前で怪物に叩き落されるのを見てげんなりするというシーンは、スカイラインよりもこちらの方が早くやっています。しかしながら30年近く前にエイリアン2でもすでにやっていました。
主演の男性大尉はスーパーナチュラルにFBI捜査官役で登場していた主にTV俳優さんです。
フレディことロバート・イングランドのヘビ博士とジョニー・リコ=キャスパー・ヴァン・ディーンという豪華な顔ぶれの割には、無名役者が活躍する。
巨大化したパイソン・・・ニシキヘビが脱走して、アメリカの田舎町で大暴れ。見所は、妙にノリノリの不動産業者とやたらテンションの高い保安官助手。
冒頭のイントロダクションで出演するパイロット役にスターシップ・トルーパーズ2の将軍役エド・ローターが出ています。かつてはホワイト・バッファローやデス・ウィッシュでチャールス・ブロンソンと良く競演していたあくの強いおっさんで、今では画面に出るたびに応援してしまいます。
やたらとマッチョな蚊
ハエ男の恐怖はすでに2回も映画化されたので、その向こうをはって、こんどは、蚊男。
放射能の影響で、モスキートマン = 蚊男となった囚人が、めったやたらと大暴れ。蚊なので人を襲って血を吸う。吸いすぎるので、被害者は失血死。これが連続殺人事件となって街中が大パニック。
南極の石油掘削基地など、簡単に逃亡できない極地にてモンスターに襲われるという設定。必要なのはバイタリティー・お色気要因・風紀委員を呼ぶためのバカップル。あとはごった煮状態で、どれを見ても大差なし。それにしても、007のトゥマロー・ネバーダイにジョナサン・プライスお抱えの殺し屋をやっていたあの、ゲッツ・オットーさんも、普段はアルバトロスで食わせてもらっていたらすい。
すっごい古い映画でクライスラービルの天辺を内側から映している。
ニューヨーク市の辣腕デカに燃えよカンフーのデビッド・キャラダイン。何をやらせてもうなづける芝居。
怪獣の名前Qの意味と由来は見てのお楽しみ。
一つ目の巨人サイクロップスがローマ帝国で大暴れ。でも、見てたらすこしかわいそうです。
念のためにYouTube
無人島に巣食う三つ首の化け物。首を落とすとそこから新たに2つの首が生えてくる。尺を稼ぐため金持ちによるマンハンティングケームの成り行きに大半の時間が費やされるところが玉にキズ。既出のコモドVSキングコブラにBGMがそっくりで、出演者も共通しているところが面白い。マイケル・パレが出ていたときの予算で作曲したものをそのまんま流用している希ガス。
原題はCARNY。フリークショー(見世物小屋)に囚われた悪魔が自力脱出して街中を破壊する。
主演はキーファー・サザーランドの親友、ルー・ダイヤモンド・フィリップス。
街から街へ渡り歩くフリークショーの悲哀は、最近の映画、ドクター・バルナソスの鏡やダレンシャンよりも際立っている。一方、正論をながら悪魔を排除しようとしている牧師の横暴さが目にあまり、単なるモンスターの被害と人々のパニックだけの映画とは一線を画している作品。街中が大混乱になったときに宗教的ヒステリーが爆発し、サーカステントは火達磨となる。ルー演じるところの保安官が唯一心を通わせる女性がいるからこそさらに悲しい結末が描かれている。
話のネタはニュージャージに古くから伝わるジャージーデビルという史実なので、脚本の練り方が上手な映画です。