西暦2050年、地球の環境がひどくなったために、人類は火星をテラフォーミングしようと必死の努力。大昔からある典型的手法により、ロケットに積んだ藻類を火星の地表にぶち込んで酸素型大気を形成する。
いったんは軌道にのりかけた環境改造だが、ここにきて藻類が急激に減少してしまう。その原因を突き止めるため、ボーマン船長以下5人のクルーが有人火星飛行という史上最大の作戦に挑む。
ミッション・トゥ・マーズは2000年に作られた有人火星探検の映画です。
一本物 | 分割物
名優ゲイリー・シニーズが主演しています。またティム・ロビンスやコニー・ニールセンも出演しています。
監督はブライアン・デ・パルマがやっていますが、本がよくなかったのか、シニーズとロビンスは通常二人とも脇役専門なので失敗したのか、あるいは観客は火星飛行に興味が沸かなかったのか、いまいちパッとしない興行収入に終わりました。 同時期のレッドプラネットに比べて、BGMが8ビットゲームのようなものだったことも災いしています。
ディスカバリーチャンネル制作の有人火星飛行もの。
1965のたぶんイタリア映画。
筋書きが、日本でも有名な、憑き物であることから、エイリアンの原型といわれています。
SFに出てくる限定空間内での服装について
この映画の俳優たちが着ている、暑苦しいレザーの宇宙服と、船内のだだっ広さにご注目。
映画ではかなりの間、それっぽいユニフォーム = アルミ蒸着で、ピカピカな光沢を放つ暑苦しい宇宙服という既成概念がありましたが、80年代近くになってはじめてこれを訂正したのが、劇場版スタートレック。
われらがジョージ・タケイ先生が、半袖の、まるでテニスウェアを着こなしていたときから、普通の服が登場するまでの長いことといったら・・・。たぶんスペースシャトルの乗員が、通常勤務のときにはポロシャツを着ていることから、そういうもんだという通念ができたのでしょう。まあ、もともとのTVシリーズでもジャージ生地の制服を着ていたので、ロッテンベリーが作り上げた先見の明は確かです。
そのころから、体育館よりも広い内部空間を持てるドデカい宇宙船なら、半袖でもOKよという概念ができあがります。
遊星からの物体Xを見ていても、極地の小規模な基地ならば、燃料余剰性の問題で、常に厚着をしていないと返って違和感があるものの、最近の物体Xでは大規模な基地なので、超薄着の女性が居ても、不思議さはないもよう。
その間隙をうまく突いたのがエイリアンで、あれだけでかい宇宙船・・・宇宙船というよりも、移動しながら鉱石を精製する、いわば亜光速のプラントで、気密がやぶれる恐れもないのに、やつら暑くるしい感じを与える繋ぎを着込むことで、民間会社が運営している宇宙船という現実感をかもし出しています。
設定ではコストダウン最優先なので全船内を暖房することはなく、常に気温の低い、快適さとは程遠い環境で乗組員が働かなくてはならないということになっています。
ロビンソン・クルーソー漂流記の宇宙版。かなり良いでき上がりで、しっかり楽しめます。
最初に出てくるゴツイ顔した二枚目のパイロットは、TV版のバットマンをやっていた俳優さんです。
ハインラインが原作で、途中に出てくる画面上のミュージカルで歌っているのが、ジョージ・クルーニーさんの家のおばさん、ローズマリー・クルーニーです。